武蔵浦和の防音室のピアノ(上の写真)について、ご紹介します。

 

当ページのタイトル写真にも載せていますが、

1998年製のNYスタインウェイの中古アップライトピアノです。

 

新居に防音室を設置して、レッスンルームを充実させたのをきっかけに、今から3年前に電子ピアノから念願の生ピアノに買い換えました。当初、南浦和のグランドピアノを移動する事も考えましたが、ヴァイオリン演奏や他楽器とのアンサンブルする場所が確保出来なくなるので、それは断念しました。本番前の本格的な合わせは南浦和でやればいいし、生徒の伴奏をちょこっと出来ればそれでいいからサブ楽器としてアップライトにしようと考えました。

しかし防音業者さんからは「奥行きがあるのでこのドアからアップライト(国産)を入れるのは不可能!」と言われ、一度は断念しました。そこでその事を調律師さんに伝えた所「ヨーロッパのピアノならコンパクトで良いのがあるんですよ。国産の最高級買う位なら音も素晴らしいし輸入のを薦めますよ。」と言われて、真剣に探してみようかと思い始めました。

予算は少しオーバーではありましたが、この防音室が完成した時に、ここで色々な楽器とのアンサンブルや伴奏合わせなどをやりたいというのが長年の夢だったので、何としてでも手に入れたいという気持ちが強くなりました。

これから色々と試弾するのに何も弾けないのでは・・と思い、とりあえず私でも何とか弾けそうな?ショパンのノクターン2番の最初の2ページだけは弾けるようにしておきました。

 

私はヴァイオリンが専門であって、ピアノを達者に弾ける訳ではないので、正直、うちにアンサンブルにいらっしゃるピアニストの為に選ぶようなものでしたので、ピアノの友人にも付き合って貰って、何軒かお店を見て歩きました。

ピアノ購入を決断してから、楽器選びには半年位の月日を費やしました。まず手始めに、都内の輸入ピアノ専門店で、ペトロフ、ベヒシュタイン、スタインウェイなどなど色々と試しました。その後、調律師さんから「松尾楽器に面白いNYスタインウェイがあるから見てきたら?見るだけはタダですよ」との情報が入り、とても手が届くものではないので、冷やかし半分に行ってみました。しかしそれが運の尽きで、その楽器にすっかり一目惚れ!

取りあえず2週間程「商談中!」の札を貼って貰い、その間に、群馬県高崎市の専門店にも足を運び、ショールームで友人に伴奏して貰い私はヴァイオリンを演奏して、アンサンブルに適した楽器かどうかで判断しました。そして結局、クライスラーの小品やベートーヴェンのソナタなど何でも熟してくれるだろうというのが決め手となり、商談中のNYスタインウェイに落ち着いたという訳です。中古とは言っても、前の持ち主さんが殆ど弾かないうちに手放したそうで、状態もとても良いもので、お買い得だったと思っています。

 

このピアノが来てから益々音楽の和が広がりました。

お陰でこの防音室で、何とかピアノ五重奏も出来るスペースを確保することが出来ました。そして、発表会前の生徒の伴奏合わせもここで出来るようになり、たいへん助かっています。

南浦和教室の方には、音大在学中から使用のグランドピアノがあるので、武蔵浦和の方はサブのピアノのつもりでしたが、十分にメイン楽器として活躍してくれています。

 

 

 

続きは「南浦和教室」のグランドピアノをご紹介します。